2022年度、福島県内で確認された児童虐待は2000件あまりで、これまでで最も多かったことから、関係団体が連携を強化して対応にあたることを申し合わせました。
福島県や関係団体は28日、郡山市で連絡会議を開きました。県によりますと、昨年度、県内の児童相談所が対応した虐待の件数は、2256件にのぼり、過去最多となっています。このうち、心理的虐待が1666件と全体の7割を占め、続いて身体的虐待が392件、そしてネグレクト=育児放棄が175件でした。
会議では、これまでに県内でおきた具体例から対応の仕方などについて意見を交わしました。
福島県弁護士会 熊坂奈緒美弁護士
「幼稚園や保育園の園側についての通報は、どこに通報していいかわからないところもありますので、通報の一元化などに是非取り組んでいただきたいと思います」
また、会議ではさらに連携を強化して虐待防止に努めることを確認しました。