政府は経済財政諮問会議を開き、来年度の予算編成に向けた基本方針案を示しました。経済再生を「最優先課題」とする一方で、財政健全化にも取り組む考えです。

岸田総理
「日本経済はデフレからの脱却と経済の新たなステージへの移行に向けた正念場にあります。来年度予算編成においては、こうした賃金と物価の好循環を見据えて、政府が率先して対応してまいります」

来年度の予算編成の基本方針案では「経済の再生が最優先課題」と去年までの方針を踏襲しつつも、「歳出構造を平時に戻していく」と明記。財政健全化に取り組み「財政への信任」を確保するとしています。そのうえで、▼リスキリングなどの労働市場改革や▼少子化・こども政策などにも取り組むとしました。