プロ野球ヤクルトの小川泰弘投手(33)が28日、都内の球団事務所で契約更改に臨み、現状維持の1億6000万円(金額は推定)でサインした。来季は4年契約の最終年になる。

プロ11年目となった小川は今季、23試合に登板して10勝8敗で防御率3.38という結果を残し3年ぶりに二桁勝利をあげた。2年連続の規定投球回到達を記録するもチームとしては5位という悔しい結果に「チーム的には非常に残念なシーズンになりました。優勝・日本一を目指していた中で残念な所があります。個人的には先発ローテーションとして二桁勝利、規定投球回に乗って最低限クリア出来て良かった」と振り返った。

前半戦は苦しい投球が続いたが、後半戦は9試合に登板して7勝1敗とチームの勝利に貢献した燕のエース。9月にプロ通算100勝目を上げた試合には「家族が見に来ていた中で100勝を決められて、タイムリーっていうおまけも付いてきて、すごい嬉しかった。一つの節目なのでまた次の節目に向けてやっていきたいと思いますし、もう終わったことなのでまた気持ちを新たにどんどん挑戦していきたい」と語った。

来年が4年契約の最終年になる小川。目標については、「ローテーションの柱としてしっかり投げて、最後は優勝・日本一。いい景色が見られるように頑張ります」と強く意気込んだ。


■小川泰弘(おがわ・やすひろ)
1990年5月16日生まれ33歳。成章高~創価大~2012年ドラフト2位でヤクルト入団。2013年はルーキーで最多勝(16勝)と最高勝率の2冠で新人賞に選出された。