プロ野球ヤクルトの中村悠平捕手(33)が28日、都内の球団事務所で契約更改に臨み、現状維持の1億7000万円(金額は推定)でサインした。来季は3年契約の最終年になる。

今季は3年契約の2年目、今年3月には侍ジャパンの司令塔として世界一に大きく貢献。チームとしても3年連続のリーグ優勝を目指す中で今季は106試合出場、打率は.226、4本塁打33打点。リーグ戦は5位と悔しいシーズンとなった。

中村自身もこの結果に「悔しいシーズンでした。キャッチャーとしてチームを勝利に導くことが出来なく、不甲斐なかった」と悔しい思いを吐露。
来季の目標を「日本一」と書き、2年ぶりの優勝奪還に気持ちを新たにした。「来年は最後の最後まで阪神みたいに試合が出来るように心技体含めて色々と鍛え上げたい」と強い決意で3年目最終年に挑む。

さらに通算1000安打まで残り95本の中村。来シーズンでの達成が期待される中で「まだまだそこで満足したくないし、もっともっと長くやりたいし、もっともっと上手くなりたい」と自身、節目の数字よりも先の事を見据えていた。

■中村悠平(なかむら・ゆうへい)
1990年6月17日生まれ 33歳。福井商業高~2008年ドラフト3位でヤクルト入団。
ヤクルトの正捕手として2021年リーグ優勝・日本一、2022年リーグ優勝に貢献。