浦添市議会で議員が読み上げる「賛成討論」の原稿を市の職員が作成していたことが分かりました。市によりますと文書の作成は10年以上前から慣例として行ってきたということです。
10年間で行政が105件の賛成討論を作成

浦添市によりますと、議案に賛成の立場で議員が市議会で意見を述べる「賛成討論」の文書について、10年以上にわたって市の職員が作成し、与党会派の議員に提供してきたということです。
野党会派の又吉健太郎市議が、市に対し情報公開請求し明らかになった資料によりますと、市は2013年2月からことし9月までの10年間で105件の「賛成討論」の文書を作成していました。
このうち去年3月からことし5月までの1年間では10件あり、議会の議事録を確認すると、ほぼ文面通りに発言されたのが少なくとも7件確認されました。

そのなかには「もっと市民の横に!もっと市民と共に!」という松本市長の信条のほか、「財政健全化を推進する強い意志」などという行政を称える言葉が並びます。