ことしは夏から雨の少ない状態が続き、広島県内のダムで渇水傾向となっています。太田川上流にある4つのダムを合わせた貯水率は40%を下回っていて、国土交通省は節水を呼びかけています。

かつてない高温となったことしの夏…。8月以降、太田川流域の降水量は平年にくらべて少なく、10月、広島市中区では1割にも届きませんでした。
また太田川の中流から上流の流域でも少雨傾向は続いていて、8月から11月にかけて平年の半分以下の雨量しか降っていません。
太田川上流にある温井ダムなど4つのダムを合わせた貯水率は、40%を下回っています。平年のこの時期は60%程度だということで、渇水状態になっています。
太田川の水は下流の広島市や周辺地域の生活用水や工業用水などに使われます。

RCCウェザーセンター 近藤志保 気象予報士
「安佐北区と安佐南区にまたがる高瀬堰へきています。太田川上流から流れる水をここでコントロールして、広島市や呉市、竹原市など多くの地域に送られます」
中国地方整備局太田川河川事務所によりますと、広島県内でも取水制限が実施された1994年の渇水以来となる厳しい状況だといいます。
太田川河川事務所 占用調整課 秦晃久 課長
「12月中にはですね、この状況が続けは何らかの取り組みの強化に検討が必要ではないかと考えております。今回が非常に厳しい状況になっていると言えると思います」

また江の川上流域でも7月中旬以降、降水量が少なく、厳しい渇水となっています。三次市の灰塚ダムでは貯水率が20%を下回り、下流域の農業用水などの取水を上下川で80%、馬洗川などで30%削減しています。
今シーズンは暖冬予報もあり、雪や雨が少なくなると渇水状態はさらに厳しくなる恐れがあることから、国土交通省では「1人ひとりが節水に協力してほしい」と呼びかけています。














