嘉手納基地で戦闘機による騒音が激しさを増しているとして、地元の嘉手納町議会は27日、外来機の飛来禁止などを求める抗議決議を全会一致で可決しました。

嘉手納町の測定調査によると、今年4月から10月までの7か月間で90デシベル以上の激しい騒音が、去年の同じ時期に比べ屋良地区でおよそ5.6倍、嘉手納地区でおよそ8.8倍に増えていると言うことです。

この事態を受け嘉手納町議会は11月27日午前、臨時の本会議を開き、騒音の激化に抗議する意見書と抗議決議の案を提案、審議しました。

嘉手納町議会 基地対策特別委員会 當山均委員長
「日米両政府においては町民の切実な訴えに真摯に耳を傾け、町民が実感できる有効な対策を早急に講じることを強く求めるものである」

中では外来機の飛来禁止や航空機騒音規制措置の遵守などを求めていて、採決の結果、全会一致で可決されました。