東日本高速道路(NEXCO東日本)は24日、新潟県内における高速道路の冬用タイヤ装着率調査2回目の結果を公表しました。それによりますと、冬用タイヤを装着していない車がまだ約4割あるということです。
高速道路を安全に使用するためネクスコ東日本新潟支社では、早めの冬用タイヤへの交換とタイヤチェーンの携行を呼び掛けています。

この調査は、冬用タイヤの早期交換を促して冬道の安全運転を啓発することを目的に実施しているもので、高速道路内4カ所の調査対象サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)に駐車している車両の“タイヤ種別”を、調査員が目視で確認するものです。

調査場所は全て下り線で、関越自動車道の谷川岳PA、北陸自動車道の黒埼PA・米山SA、上信越自動車道の妙高SAの4か所です。
21日にそれぞれの箇所で50台程度ずつを目視で確認したところ、冬用タイヤの“装着率”は全体で65%で、14日に行われた第1回目の調査結果より6ポイント向上していたということです。昨年同時期の調査では58%にとどまっており、調査した全調査箇所の全ての車種で昨年より装着率は高くなっています。
なお、黒埼PAでは大型車の冬用タイヤ装着率は100%だったということです。

ネクスコ東日本によりますと、昨年12月2日には黒埼PAでも初雪が観測されていたということです。また今年はすでに、18日に妙高SAで初雪が観測されたほか、新潟県内高速道路の一部区間で“冬用タイヤ装着規制”が実施されている場合もあることから、冬用タイヤへ早めに交換するとともにタイヤチェーンも携行して、高速道路を安全に利用してほしいと呼びかけています。

東日本高速道路新潟支社の冬用タイヤ装着率調査は、12月5日までに計4回実施される予定だということです。