きのう岸田総理が、公邸ではなく近隣のホテルに宿泊した理由について、政府は「公邸に不具合が生じ、居住に影響が出る可能性があったため」などと述べ、具体的な理由について明言しませんでした。

森屋宏 官房副長官
「不具合の詳細につきましては、公邸におけるセキュリティ確保の観点から、お答えを差し控えさせていただきますけれども、総理には本日中には公邸にお戻りいただける見込みであると承知をしているところであります」

森屋官房副長官は会見でこのように述べた上で、岸田総理が公邸近くのホテルに宿泊した理由について明言を避けたうえで、きょう中には公邸に戻るとの見通しを明らかにしました。

複数の政府関係者によりますと、公邸内の居住スペースで発生した「水漏れ」が原因だったということです。

現在の総理大臣公邸は、1929年に建てられた旧官邸を改修したもので、2005年から使用されています。