中国北部で肺炎などの呼吸器疾患にかかる子どもたちが増加していて、WHO=世界保健機関は中国に対し詳細な情報を提供するよう要請しました。

中国メディアによりますと、中国北部では最近、インフルエンザやマイコプラズマなどによる肺炎が流行していて、各地にある小児科の病院は治療に訪れた子どもたちで大混雑しています。

患者の多くが幼い子どもで、北京の病院では1日に2000人以上受け入れた病院もあるということです。

WHOは22日、中国北部で子どもが肺炎に集団感染する事例が増えているとして、中国に対し詳細な情報を提供するよう要請したことを明らかにしました。

WHOは中国の人々に対し、リスクを軽減するための対策として、ワクチン接種や定期的な手洗い、マスクの着用、体調が悪いときは外出を控えるよう呼びかけています。