中学生が自ら学校の校則の問題点を探り改善策を考える取り組みが、西原町の中学校で行われています。
琉球大学付属中学校では、生徒がスクールロイヤーのサポートを受けながら校則について話し合う「校則改正プロジェクト」を3年前から実施しています。
この日は、生徒会役員とクラスの代表者が出席し、校則で原則禁止となっているスマートフォンの校内への持ち込みについて議論しました。
生徒は3つのグループに分かれ、ロースクールの学生の助言を受けながらスマホを持ち込んだ際のメリットとデメリットについて考えます。
▽放課後に家族に連絡できる
▽アプリでバスの時刻が分かる
などのメリットがある一方、
▽SNSによるトラブル
▽盗撮による肖像権の侵害
といったデメリットもあがり、明確なルールが必要ではないかとの意見が出ていました。
参加した生徒
「厳しい面もあると思うけど、これからいい感じで変わっていったらいいと思う」
生徒会長・佐藤寛太さん(3年生)
「先生と生徒でうまく折りあえる点を見つけて、しっかりと話し合っていければと思う」
このプロジェクトを通して、これまでにツーブロックの髪型の禁止が解除されたり
通学用の靴の制限が緩和されたりしたと言うことです。
生徒会の執行部は今後、スマホの持ち込みについてさらに議論を深めることにしています。