長崎県の大石知事が7月に行われた全国知事会を欠席し、サッカー・ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド選手と面会し試合観戦をしていたことが分かりました。大石知事の知事会欠席は4回連続で、県は今回の欠席理由について「知事によるトップセールスを優先した」としています。

長崎県によりますと大石知事は今年7月25日と26日に山梨県で行われた全国知事会を欠席。25日は国交省と財務省に対し道路整備などの予算関係の要望を行ったほか、大阪府内でロナウド選手と契約する美容・健康機器を扱う会社の案内を受けサッカーの試合観戦をしたということです。
翌日は大阪府内で企業誘致活動を行ったあとロナウド選手と面会。6月に県とポルトガルが連携協定を結んだことを踏まえ、さらなる関係の強化と長崎県のPRへの協力を求めたということです。

全国知事会は子育て施策や地方税財源の確保などについて話しあったもので、全国から45人の知事が出席。長崎県からは馬場裕子副知事が代理出席しました。大石知事は去年3月に就任後行われた5回の知事会のうち最初の1回しか出席しておらず、今回の欠席理由について県は「トップセールスの必要性など総合的に判断した」としています。