売掛金を苦に自殺未遂する人も…
南波雅俊キャスター:
悪質ホストの被害者を支援している、青少年を守る父母の連絡協議会 玄秀盛 代表によると、コロナがあって、ホストクラブは一度少なくなりましたが、コロナが明けてから急増しているそうです。
また、X(旧ツイッター)などで店舗が発信することはあったが、ホストが個人のアカウントでSNS発信することで、身近な存在になったといいます。
玄代表のもとには、毎日20件ほどの相談があって、親だけではなくて、当事者からの相談も増えたということです。

被害者のAさん(20)は、はまってしまう理由として、「ホストは愛情と寂しさを埋めてくれる」と話しています。
Aさんは、2年間で1000万円使い、現在も160万円の売掛金、つまりツケがあるということです。そして、この売掛金が払えなくなると、東南アジア、香港、マカオ、オーストラリアなど、海外での売春を勧められたということです。こういった国や地域は、旅行する人が多く、女性1人で行っても怪しまれにくくて、アメリカなどでは厳しくて、帰国させられてしまうこともある中、入りやすい国を選んでいるということです。

ホストクラブにハマってしまったBさん(25)のケース。
Bさんの母親によると、最初は、友人に誘われてホストクラブに行った。友人を連れて行くと、割引などがあるそうです。
初回は3000円だったのですが、ホストの誕生日に、200万円の売掛。そして、この売掛金を苦に、自殺未遂を繰り返して、現在は入院中だということです。
