なぜ季節はずれのプール熱が流行? 専門家は…
(柳沢彩美キャスター)
私も周りでも「季節はずれなのにプール熱っておかしいな」って声をよく聞いていたんですけれど、どうしてこんな感染拡大が起きてるんでしょうか?

(大石邦彦アンカーマン)
そうですよね。インフルエンザもそうですし、いつもよりも2か月前倒し。私もよくわからないので、多くの先生に聞きました。先生方は自信を持ってこう答えます。「正直わからない」。わからないんだそうですね。コロナが流行ってたので、他の感染症が抑えられていたのではないかという人もいますが、三重病院の菅秀副院長に聞きましたら、菅先生は言いました。

「この3年間、マスク手洗いなどのコロナ対策によって、他の感染症の流行が抑えられていたんではないか」ということなんですね。
マスク、手洗い、確かに去年までの3年間と比べると、そこまでことしは徹底していない、だからこうなっているんではないかということなんです。
プール熱の原因ウイルスにはアルコールが効きにくい タオルの共用はNG
そして、家庭内感染も広がっているというプール熱なんですけども、ちょっと厄介なことがあるんですね。それは何かといいますと、アルコール消毒が効きにくいという話なんです。

一方で、新型コロナやインフルエンザウイルスというのはですね、アルコールで破壊できる膜で包まれている、だからアルコールが効くんですけれども、アデノウイルス、プール熱などには効きにくいということで、どうすればいいのかということなんですけども、やはり流水で、しっかり手洗いすることが大事、これが効果的だそうです。
そしてもう一つ、タオルの共有はやめてくださいということで、こういったことを守っていただきたいですよね。

(柳沢彩美キャスター)
はい、私もこういったプール熱の流行を聞いて、家庭内でタオルの共用というのをやめました。流水でちょっといつもより長めに手を洗うなど、身近なところから対策をしていただきたいと思います。














