毎年2月に岡山市東区の西大寺観音院で行われる、はだか祭り「西大寺会陽」の来年の開催方針が発表され、来年2月17日にコロナ禍前と同じ規模でフル開催されることになりました。

「4年ぶりの宝木争奪戦を再開します」

きょう(20日)行われた会見で発表されたものです。

室町時代に始まったとされる西大寺会陽は、約1万人ともいわれる裸が、五穀豊穣を願い御福窓から投下される宝木(しんぎ)を奪い合う国の重要無形民俗文化財です。

新型コロナの感染拡大防止のため、2021年からは歴史的儀式を継承することに重点を置き、争奪戦は見送られてきましたが、

来年2月17日(土)は従来の形に完全復活する形となり、午後10時に宝木が投下されます。会陽にあわせて行われる冬花火やあと祭りも実施されます。

また祝主(いわいぬし)は岡山市北区の「おかやま信用金庫」と「菅公学生服」に決まりました。

西大寺会陽は年明け1月29日の「会陽事始め」から伝統の行事が始まります。