全国的に珍しい糸操り人形劇の祭典「喜之助人形劇フェスタ」が今年も瀬戸内市で18日、19日に行われました。
(人形劇の一場面)「鬼退治にはきび団子。ちゃんと持ったよ」
この催しは、かつてヨーロッパやアメリカで公演を行うなど世界的に活躍した瀬戸内市邑久町出身の糸操り人形師、竹田喜之助(たけだ きのすけ)を顕彰しようと地域住民らが毎年開いているもので、34回目です。
生誕100年の今年は、喜之助の弟子が主宰する京都の人形劇団など全国から6つの劇団が参加し、きのう(18日)ときょう(19日)熟練の技を披露しました。
(来場者)「すごいなと思いました。本当に人間が動いているみたいだった」
(喜之助人形劇フェスタ実行委員会 日下英男委員長)「喜之助さんは日本というより世界的な糸操り人形師として名を馳せたわけですけど、今後も地域の文化として育つようにやっていきたい」
実行委員会によりますと、会場には2日間で昨年より800人多い延べ約2000人が訪れたということです。