東京電力「柏崎刈羽原子力発電所」で、テロ対策の不備により行われている“追加検査”が最終段階に入っています。
新潟県の花角英世知事は16日の会見で「原子力規制委員会には厳格に対応してもらいたい」と述べました。

柏崎刈羽原発は、相次いで発覚した“テロ対策の不備”のため「原子力規制委員会」から事実上の運転禁止命令を受け、2021年からは「追加検査」をうけています。

原子力規制委は、14日に非公開で行われた会合のなかで東京電力から「残っていた課題への対応が最終段階に入った」という報告を受け、山中伸介委員長が追加検査の報告書作成を指示したということです。

【原子力規制委員会 山中伸介委員長】
「それほど遠くない時期に報告書が完成する、つまり、追加検査が“終了”するだろうという見通しが立った」