クマの目撃件数が過去最多となっていることを受け、福島県内5か所の街頭で、一斉に注意が呼びかけられました。
今年度、県内では15日までにクマの目撃情報が過去最多となる620件寄せられていて、特に11月は44件と急増しています。15日も下郷町の民家の庭で3頭が目撃され、捕獲されたほか、金山町ではクマが只見線と衝突して、列車が運休しました。
こうした状況を受け、県は16日、福島市や西郷村など、目撃が相次いでいる5つの市町村でチラシを配り、異例の注意喚起を行いました。
近くに住む人「(庭に)カキが実っている。冗談で木に登られて食べられたら大変(と話していた)」
今年はクマのえさとなるブナなどが少ないことから、親子グマの目撃が相次いでいて、冬眠に入る年末まで注意が必要だといいます。
県野生動物調査専門官・溝口俊夫さん「今年はベビーブーム。えさが足りなくて(山から)下りてくる。(身近に)クマがいると思って注意してほしい」














