それでも「穴は埋め切れる」連覇に自信

それでも齋藤監督は、連覇に向けて自信をのぞかせます。そのわけは…。

齋藤監督「高校生が今年は非常に力がある。高校生の力で去年の強力な社会人の穴はしっかり埋め切れる。今年も安定した戦いができるのではないか」

今年のチームには、県高校駅伝で男女ともに優勝争いを演じた学法石川、帝京安積、日大東北の3チームから主力6人がエントリー。なかでも、今年飛躍を遂げた帝京安積の3年生、谷中晴(はる)選手に注目が集まります。

谷中選手

県高校駅伝でエース区間の1区を走った谷中選手は、学法石川のスーパールーキー増子選手などを抑え、区間賞を獲得。山形で開催された東北高校駅伝にも出場し、アンカー区間で区間新記録をマークするなど駅伝での強さを見せつけました。

帝京安積3年・谷中晴選手「最初から突っ込んで粘れるのが自分の強さなので、そこを生かせるので、ロードはトラックと比べて得意なのかもしれない」

来年からは関東の大学に進学する予定の谷中選手。高校生活の集大成となるふくしま駅伝での快走が期待されます。

谷中選手「来年以降は大学で続けるので(ふくしま駅伝には)出られないかもしれない。しっかり今年締めくくりとして区間賞狙えれば・区間新記録も視野に入れている」

一方、久しぶりに選手としてチームに戻ってきたベテランもいます。吉田憲正選手です。