福島県内でクマの目撃が急増していることを受けて、福島市では、県などが街頭に立って注意を呼びかけました。
今年度、県内では15日までに、クマの目撃情報が過去最多となる620件寄せられ、特に、11月に入ってからは44件と急増しています。
こうした状況を受けて、16日朝、福島市の農産物直売所では、県の職員や警察などが訪れた人にチラシを配り、クマへの注意を呼びかました。
今年はクマのえさとなるブナなどの木の実が凶作であることから、親子グマが多く目撃されていて、県は、クマが冬眠に入る年末まで注意が必要だといいます。
県野生動物調査専門官・溝口俊夫さん「12月の中旬くらいまで里地にいるので、クマがいると思って注意してほしい」
16日、街頭での呼びかけは県内5か所で行われ、県では今後もパトロールなど警戒活動を続けることにしています。














