福島県大熊町の学校で、来年3月、地元の子どもたちと東京の合唱団によるコンサートが開催されます。「町に明るい歌声を」。13日、合唱団のメンバーが学校を訪れ、初めての練習が開かれました。
大熊町に今年8月に誕生した「学び舎・ゆめの森」。真新しい校舎に、歌声が響きました。子どもたちと歌うのは、東京から来た「心に花を咲かせよう合唱団」のメンバー3人です。
この合唱団は、震災・原発事故があった2011年に当時、東京の音楽大学などに通っていた学生で結成。福島を含む被災3県を中心にコンサートを行い、合唱を通じて元気や希望を届けてきました。
合唱練習「でもやっぱりみんなと一緒がいいな~♪」
合唱団は、来年3月に学び舎ゆめの森でコンサートを開き、ゆめの森の子どもたちも出演します。手をつないだり、大きな円を作って歌ったり。練習を通して子どもたちと合唱団との心の距離は、ぐっと縮まったようです。
児童「みんなで円になって歌ったところが楽しかった」
児童「(本番は)きれいな声で歌いたい」
心に花を咲かせよう合唱団・福永一博さん「1人1人がすごく伸び伸びとしていて、明るくてすごく楽しい練習だった。町民に未来が見えていくような、子どもたちの明るい歌声を聴いてほしい」
コンサートが行われるのは来年3月16日。子どもたちと合唱団が力を合わせて、復興に向かう大熊町に歌声を響かせます。














