沖縄戦を描いた作品を世に送り出してきた漫画家、新里堅進さん。
新里さんは沖縄戦を描き続けて50年、ことし76歳になりますが、意欲は衰えを知りません。沖縄戦を全国の人に知ってもらおうと今もペンを握っています。
再評価される76歳の漫画家

(沖縄決戦・後編より)
『必死に逃げ回る人々の頭上を巨大な艦砲弾がおそう。鉄の暴風である』
『やけただれた木々や岩石に人肉がたたきつけられ道は血にそまった』
悪夢のような戦場の場面を描き続ける漫画家がいます。
漫画家 新里堅進さん
「戦争を描くというのは、これ大変なんです本当に。残酷だし、地獄の世界ですから」

那覇市出身の新里堅進さん(76)。漫画家デビュー50年をむかえた今、その作品を再評価する声が広がっています。
トークショーの参加者
「自分のなかの沖縄戦を、もっと深く知りたいって思うきっかけになる作家」
「兵士ひとりひとりの個性とかも絵とか台詞ですごいリアルに伝わってくるし」