日野彰紀 記者
「鳥取の最低気温は6度台、冷たい雨が降るこの冬一番の冷え込みとなりました」
けさは山陰両県のほとんどの観測点で今季最低気温を記録。通勤通学の人たちが、コートやパーカーを羽織ったりして職場や学校へと急いでいました。

街の人
「とても寒いです」
「少し着込んで、服を多めに着て、分厚いのを着て家を出てきました」
突然やって来た冬将軍。一体なぜドカ雪となったのでしょうか?
石川博康 気象予報士
「上空にこの時期としては非常に冷たい空気が流れ込んだためです。
土曜日ごろから今シーズン一番の寒気が南下してきました。上空1500メートルで0度のエリアは標高の高い山で雪になる目安になるんですが、西日本をすっぽり覆いました。そして山陰地方には冷たい北風が吹きつけました。
標高の高い山の斜面に北よりの風が刺さるように当たることで雪雲が発達。特に大山では積雪が増えたと見られています」
この寒さ。このまま冬へと突入してしまうのでしょうか?
石川博康 気象予報士
「冬型の気圧配置は徐々に緩んでいきます。今後の寒気の予想を見ると、冷たい空気の流れ込みはこのように弱まる見込みです。
あすは天気が回復し、日中の気温もきょうより5度程度上がるでしょう。さらにこの先、週の後半は天気が崩れますが、日中の気温は20度くらいまで上がる日もあり、平年より高い日が多い見込みです」