秋の岡山路を約1万6千人のランナーが駆け抜けました。おかやまマラソン2023がきのう(12日)開催され、多くのランナーや沿道の応援で岡山が盛り上がりを見せました。そんな中、私(坂井)も初めてフルマラソンに挑戦しました。


(実況)「スタート地点、ジップアリーナ岡山前には、今回もマラソンをこよなく愛する人たちが全国から大集結しています」

(号砲音)

午前8時45分、号砲とともに1万6千人を超えるランナーたちが岡山市街地へと飛び出していきました。

4年ぶりにファンランも復活しフル開催となったおかやまマラソンです。

(和太鼓)

沿道にも、ランナーたちへの賑やかな声援が戻りました。

(沿道の人)「どなたも笑顔で楽しんで頂きたい」

お笑い芸人・かが屋の2人、

岡山県和気町出身の 見取り図・リリーさんも大会を盛り上げます。

( 見取り図 リリーさん)「やるからには大会新記録を狙っているんで。今からごぼう抜きです、ワイナイナぐらいに」




コース最大の難所、岡南大橋。約17mの高低差に多くのランナーが苦しめられました。


(ランナー)「きついです、30キロ…。足が攣(つ)ってきて」


スペシャルアンバサダー、有森裕子さんもエールを送ります。

(スペシャルアンバサダー 有森裕子さん)「グッジョブ!」

橋を降りたところで待っているのは毎年恒例のおもてなし給食。

おいしいラーメンを目標に走り続けるランナーたちが次々に訪れました。

Q「ラーメン食べてサブ3?」「はい、サブ3です」

「うまい~」

フルマラソン、トップで帰ってきたのは岡山県出身で東京大学大学院の森田雄貴さんでした。


(フルマラソン 男子1位 森田雄貴さん)「地元ということで、ここまで僕の成長を見守ってくれた人たちに感謝を伝えたい」

女子のトップは埼玉の篠崎理紗さん。

2時間44分5秒と大会新記録を飾りました。



「3・2・1、終了です」

(関門を通過できなかった人)「ギリギリでもフィニッシュしたかったです」

「諦めません、また来年」

(アナウンス)「また来年のこの大会でお会いしましょう」

今回フルマラソンに初挑戦した坂井亮太キャスター。

フィニッシュ直前、ジップアリーナ前で待っていたのは浅口市に住む祖父母とおばの3人です。

(坂井アナの祖母)「完走できる、大丈夫」

(坂井亮太キャスター)「みんなの顔を見たら安心しました」

多くの応援を力に、RSKアナウンサーとしては歴代最速の4時間41分33秒でフィニッシュしました。

そして、ゲストランナーのかが屋の賀屋壮也さんも見事、フルマラソン完走を果たしました。



それぞれの思いを胸に、走り抜いたランナーたち。

(完走した人)「やったね~!2人とも5時間切りました」

(完走した人)「沿道の応援もすごいし、走りやすくて楽しかったです」
(完走した人)

「やめられませんね」


「4回目ですけど、沿道の応援と、あたたかいボランティアの協力があって」

「とてもつらいですけど、最後まで走ることができたので、今回も大満足です。岡山の人、ありがとうございました」

「また来ようと思います」

コロナ禍を経て久しぶりに完全復活したおかやまマラソン。

岡山の新たな誇りとなる大会を目指して、再びスタートを切りました。