サッカーJ2ファジアーノ岡山は12日、アウェイでツエーゲン金沢とリーグ最終戦に臨み、1対1で引き分け、今シーズン10位で全日程を終了しました。
5試合勝ちなしの苦しい状況が続くファジアーノ岡山。最終戦の相手は来シーズン・J3降格が確定しているツエーゲン金沢です。最後を白星で飾りたいファジアーノ岡山は前半12分、バックパスのミスから先制を許してしまいます。
最終戦を後押ししようと岡山から駆け付けた約450人のサポーターのためにも、このままでは終われないファジアーノ岡山は、前半28分、輪笠からの低いクロスを、今季限りで退団する永井が決めて同点に追いつきます。しかし後半に入り、チャンスを作るも、ネットを揺らすことができず試合終了。6試合連続で白星をあげることができず、ファジアーノは今シーズンを10位で終えました。

最終戦から一夜明けたきょう(13日)木山監督と柳キャプテンが今シーズンを振り返りました。

(ファジアーノ岡山 木山隆之監督)「優勝して昇格するということを大きな目標にしてスタートした一年だったので、10位という成績に終わって非常に悔しいですしなかなか勝ち切れなかったシーズンだったと思う」

(ファジアーノ岡山 柳育崇キャプテン)「悔しいシーズンだったなという一言に尽きる。この悔しさを来年に持ち続けられるかが、すべてだと思うので本当に心に刻みたい」
また今年は声出し応援が全面解禁され、スタジアムではサポーターが大きな声援を送りました。

(柳育崇キャプテン)「皆さんの姿を見ると本当に奮い立ちましたし『絶対に勝つんだ』という気持ちで毎試合臨むことができて本当に感謝している」
今シーズンはリーグ最多の19引き分けと勝ち切れなかったファジアーノ。来シーズンは「勝利」にこだわります。

(木山隆之監督)「負けない力がついているということは1つの事実だと思うので、それを勝ちに変えていけるように努力することが大切だと思う」

(柳育崇キャプテン)「この悔しさを表現できるのは来年のピッチでしかないので強いファジアーノ岡山を取り戻せるように練習からがんばっていきたい。本当に一年間ありがとうございました」