映画監督などとして知られる庵野秀明の出身地・山口県宇部市は、エヴァンゲリオンなど庵野さんや作品にあやかった、まちづくりを進めています。
そんな宇部市で、庵野さんが総監督を務めた映画「シン・仮面ライダー」に登場するオートバイ「サイクロン号」が展示され、きょう12日までです。

【展示されている、映画「シン・仮面ライダー」の撮影に使われたサイクロン号】

宇部市のときわミュージアムに展示されているのは映画「シン・仮面ライダー」の撮影に実際に使われた「サイクロン号」4台です。

4台とは、主人公の仮面ライダー・本郷猛が変身前に乗る「サイクロン号」。仮面ライダーに変身後、またがる、形を変えた「サイクロン号」。2号ライダーの「サイクロン号」。映画の後半に登場する「シンサイクロン号」。映画をまだ見ていない方、仮面ライダーに詳しくない方には伝わりにくかったかも知れませんが、仮面ライダーとは切っても切れないアイテムとあって人気を集めているんです。

「サイクロン号」の公開は県内初。4台そろっての展示はなんと西日本初だそうです。

この日は、東京や岡山から来たという熱心なファンの姿もありました。

見に来た子どもは
「かっこよかった!」
岡山から来たファン
「4台並んでるというのははじめてだったので入ってきた瞬間、テンションが上がって…」
ヒロイン・緑川ルリ子のコスチュームのファン
「ずっとみてたらちょっと傷とか汚れがついてたりして。それがリアルで、ファンとっては貴重」

会場には仮面ライダーのマスクやベルトも展示されています。撮影の一部は宇部市内で行われたということでその様子を映した写真パネルも展示されています。

公開直後にプライベートで鑑賞した村岡嗣政知事
「山口県を素晴らしいシーンでたくさん使ってもらっていて、宇部とか山口に対する庵野監督の愛情を感じてとてもうれしく思ってます。本当にわくわくするような勇気を与えてもらえるようなそんな映画でした」

サイクロン号の展示は、きょう12日までです。