新潟県内の2つの地銀が今年度の中間決算を発表しました。第四北越フィナンシャルグループと大光銀行はともに純利益で増益となっています。
第四北越フィナンシャルグループの中間決算における純利益は138億円。
前の年の同じ時期と比べると14億円の増益で、今年5月に発表した当初の業績予想を38億円上回りました。

銀行単体で12億円、銀行を除くグループ会社部門で5億円それぞれ増益となっています。

【第四北越フィナンシャルグループ 殖栗道郎 社長】「手ごたえを感じているところでありますが、引き続き全役職員が地域やお客様の課題解決に向けてコンサルティング営業を実践してこの経営計画を完遂させて次のステージに行きたい」

一方、大光銀行の純利益は11億8800万円で、前の年の同じ時期と比べて2億4100万円の増益となりました。

【大光銀行 石田幸雄 頭取】「原材料価格の高騰など厳しい環境にあるお客に親身に寄り添い適切に取り組んできた成果に加えて、経営基盤の強化に手応えを感じている」

また、ウイルス禍で行われた実質無利子無担保の「ゼロゼロ融資」の返済開始がピークを迎え、返済できない企業の倒産の増加が全国的に懸念されていますが、2つの地銀はともに「県内で返済に困窮している事業者は今のところ目立っていない」としています。
