被災地で町民の帰還の課題になっていた買い物環境が変わりそうです。
東北でスーパーなどを展開するイオン東北は双葉町に2年後をめどにスーパーをオープンさせることになりました。
阿部正輝記者「大手スーパー・イオンが建設される予定となっているのは、JR双葉駅前のこの場所です。住民の帰還に向けて、人々の暮らしに欠かせない施設の整備がこれから進んでいくことになります」
双葉町は復興拠点になっているJR双葉駅前に商業施設を整備し、中心店舗としてイオン東北が出店することがこれまでに決まっています。
10日は町と事業者による会議が開かれ、整備に向けた計画や今後のスケジュールなどを確認しました。
双葉町では震災以降、町内にはスーパーはなく、食料品などの購入は移動販売や隣町のスーパーを利用していました。
イオン東北は食糧品や惣菜、日用品そして医薬品も扱う建築面積約300平方メートルのスーパーを2年後の2025年度の開店を目指して整備します。
利用者「日によって品揃えが違ったりして、買おうと思っていたことが買えないこともある、店舗型の店ができるのは良い」
町はこうした生活インフラの整備を通して、震災で町を離れた住民の帰還につなげたい考えです。
双葉町・伊澤史朗町長「帰還に対して不安を感じている住民の皆さんが、少しずつ双葉町が復興してきたと目の当たりにできる施設になる。帰還の呼び水になれば良い」
あわせて商業施設には居酒屋などの飲食店3店舗も出店する予定で生活環境や雇用の充実に向けて期待が寄せられています。














