「ウェブサイトの未納料金がある」などのうその電話で、山口県岩国市の40代の男性が、電子マネー80万円分の利用権をだまし取られる被害に遭っていたことがわかりました。

警察によりますと8日、岩国市に住む介護福祉士の40代の男性のスマートフォンに「NTTファイナンス」を名乗る男の声で「サイトの未納料金がある」「払わないと裁判になる」などと電話がありました。

話を信じた男性は9日までの3回にわたって、計80万円の電子マネーカードを購入し、コード番号を伝えてだまし取られました。男性はカードを購入したコンビニエンスストアで店員からそれぞれ声をかけられていて、コードを伝えたあと、詐欺ではないかと思い警察に届けたということです。

男性にかかってきた電話番号は国際電話で使われる番号でした。

警察では、身に覚えのない請求や電子マネーカードの購入を求めるものは詐欺を疑って、まず家族や警察に相談してほしいと呼びかけています。