新潟市 江南区の亀田地域の土地改良などに尽力した佐野藤三郎さんの生誕100周年を記念した式典が9日新潟市で開かれ、関係者がその功績を振り返りました。
この式典は、佐野藤三郎さんの功績を次世代に伝えようというもので、生前に交流があった関係者らが集まりました。

佐野さんは亀田郷土地改良区の元理事長で、

沼地だった亀田地域の田んぼを日本有数のコメどころへと変える土地改良に尽力。

また中国での農地開発にも貢献しました。

式典では元財務官僚の松元崇さんが講演し、佐野さんが現代にもつながっている農業生産性の向上に取り組んでいたことを紹介。佐野さんの功績は日本経済を考える上で指針になっているとしました。

【国家公務員共済組合連合会 松元崇 理事長】「当時は減反が中心だった政策で、そういった中で生産性の向上というのにまさに正面から取り組んだ。」

このほか、パネルディスカッションも行われ佐野さんの思いをどう次世代に引き継いでいくか意見が交わされました。