季節外れの暑さの影響は水産物にも…鮮魚店の品ぞろえがいつもとは変わってきています。
山口県山口市湯田温泉に店を構えて40年以上の津山鮮魚店。
「ある魚」が今年は姿を見せないといいます。

津山鮮魚店 津山龍童 社長
「例年入ってるサヨリは入荷がない状態が結構長いこと続いていて、やっぱり温暖化の影響が出てるのかなとは思う」
海の中の異変は、これだけではありません。
津山鮮魚店 津山龍童 社長
「漁師から聞いたのはタコがいなかったということ。今やっと出だしたが、夏の間は本当にいなかったと聞いた」

津山さんは漁獲量減少の要因の1つに、海水温の上昇などで魚が産卵する海草が少なくなったことをあげました。
今年の猛暑は、特に影響が大きかったと見ています。
この店では、県産の魚を中心に仕入れていますが、今年の仕入値(県産)は例年の1割5分ぐらい上がったといいます。
さらに県外のものは、輸送コスト高騰の影響も受けています。

なるべく売り値は維持したいと考えていますが、値上げせざるを得ない部分も出てくるようです。
訪れた客
「しょうがない。こんな異常気象だと」
取引先の飲食店からも同じようなことばをかけられるといいます。
津山鮮魚店 津山龍童 社長
「12月は1年で1番のかき入れ時。あんまり魚の値段が上がらないで、今まで通りの仕入値で販売できれば1番いいと思う」














