下関市で小学生が、環境に配慮した取り組みを行う地元メーカーの工場を訪れ、断熱材の製造過程やリサイクルについて学びました。

下関市の住宅用断熱材メーカー、デコスの山口工場を訪れたのは、豊東小学校の4年生27人です。

デコスでは製造する断熱材の主な原料に、新聞紙を使っています。

児童たちは、1人ずつ新聞紙を粉砕機に投入するなどし製造工程を学びました。

また断熱材にバーナーの火をあて燃えにくさを確かめる実験も行いました。

断熱材のある面とない面に電球をあてて、触れることで熱の伝わり方の違いも体験しました。

新聞紙を入れていた袋などを発電の燃料にする廃棄物にしないといった取り組みも紹介されました。

見学した女子児童は
「不安だったけど、勇気を出して実験してみると、とても楽しかった」

同じ敷地にあるプレカット工場で木材の加工作業なども見学しました。

男子児童
「木材もちゃんと環境のことを考えていたり、新聞紙も熱とか水を使わなくてむだがなくていいと思いました」

今後も希望があれば、工場見学を受け入れたいということです。