史上最高のロックバンド、ザ・ビートルズ。
解散からおよそ半世紀、メンバー4人のうち2人が亡くなっているにもかかわらず、11月2日に「新曲」が発表されました。
この衝撃のニュースに、山陰のファンも歓喜しています。

2日に世界同時発売された、ザ・ビートルズの新曲「ナウ・アンド・ゼン」。
キャッチコピーは、「ザ・ラスト・ビートルズ・ソング」〝ビートルズ最後の曲〟。

ジョン・レノンが生前に録音していた歌声に、生前に録ったジョージ・ハリスンのギター演奏を重ね、ポール・マッカートニーとリンゴ・スターがベースやドラムスなどの演奏を加えるなどして完成させました。
レコード会社の担当者も興奮を隠せません。

ユニバーサル ミュージック 編成ディレクター 多田行徳さん
「感動しましたね。事実もさることながら、そこに普通にジョン・レノンがレコーディングしたかのように仕上がっていますので、こんなことが起こると思っていなかった中での出来事だったんで、表現が難しいんですけど、すごく感動しました」

ミュージックシーンにおける、インパクトは絶大とのこと・・・

ユニバーサル ミュージック 編成ディレクター 多田行徳さん
「後世に残る一大イベントだと思いますね。実際に(新曲が)出るとなった後の取り上げ方もやっぱりビートルズって別格だなと思うだけの扱いがありましたし、こういうことが起こされるのはビートルズしかいないので、後世に残る100年後にも語り継がれるような話じゃないかというふうな気がします」

山陰のビートルマニアたちはどう感じるのか・・・
ビートルズファンが集う、鳥取県米子市にあるアナログレコード店・サージェントペパーズを訪ねました。

ファン歴40年の男性
「紛れもなくビートルズですね。ジョン・レノンのソロとは違いますね。やっぱりビートルズは最高ですね」

ファン歴15年の女性
「2023年にビートルズの新曲を聴いたって、みんなで盛り上がれるのが最高に嬉しいですよね。そのときそのときの最先端の技術を使って音楽を作っていくのがビートルズだと思ってるんで、紛れもないビートルズの新曲って感じがしますね。素晴らしかったです」

ファン歴 約50年 サージェントペパーズ 増田伸吾オーナー
「80代のポールとリンゴが加わって、30代のジョン・レノン、それに50代のジョージ・ハリスン…長生きしてよかったです」

でも、本当にこれが、「ザ・ラスト・ビートルズ・ソング」なのか?
もう、ジョンのデモテープは無いのでしょうか?

ユニバーサル ミュージック 編成ディレクター 多田行徳さん
「あったとしても、ジョージがいないので物理的に無理ですよね。4人が揃うってことがもう無理なので、何らかあったとしても現実的にビートルズという名前では(曲を)出せないのは事実なので。ジョン・レノンの未発表デモとか、ジョージ・ハリスンの未発表デモという形であったとしても、ビートルズという形では出すことは難しいでしょうね」