年末の都大路を駆け抜ける全国高校駅伝の岡山県予選が、きのう(5日)岡山県井原市で行われました。注目は、連続優勝記録の更新がかかる男子・倉敷、女子・興譲館のほか、高校駅伝デビューを果たした津山高校のドルーリー朱瑛里選手です。

女子から始まった岡山県予選。15チームが出場し、都道府県駅伝で17人抜きを見せた津山高校のドルーリー朱瑛里選手は1区に登場しました。

しかしレースは去年、都大路を走った興譲館のキャプテン・樋口が引っ張り1区トップでタスキをつなぎます。ドルーリーは、序盤でトップ争いを見せたものの、その後は遅れを取り高校駅伝デビューは区間5位となりました。

レースは、興譲館が1時間11分46秒で優勝し、連続優勝記録を25回に更新しています。

(興譲館高校 樋口美桜キャプテン)
「チーム一丸となって、12月末の都大路に臨んでいけるよう、去年の成績を上回れるような結果を出せるようにがんばっていきたいと思います」

一方、22チームが出場した男子は去年の全国覇者・倉敷に注目が集まりました。倉敷の1区・檜垣は去年の全国優勝メンバー。区間賞の走りでチームを引っ張ります。

圧倒の走りを見せる倉敷。3区のサムエルから4区の桑田へと、こちらも去年の全国優勝メンバーがトップでタスキをつなぎます。最後まで王者の貫録を見せた倉敷が2時間5分で優勝し、全国最多の連続優勝記録をなんと46にのばしました。

(倉敷高校 桑田駿介選手)
「都大路への切符を手にすることができたので、とりあえずよかったです。全国連覇のプレッシャーはあるんですけど、そこに変にとらわれすぎずに、チームでがんばっていきたいです」

優勝した倉敷と興譲館は、12月24日に行われる全国高校駅伝の出場します。昨年王者の倉敷には連覇の期待がかかります。

またきのうは香川県予選も行われ、男子は小豆島中央が2時間13分11秒で8年連続8回目の優勝を果たした。また女子は、四国学院大学香川西が1時間15分15秒で、3年連続4回目の優勝を飾りました。