今年度岩手県の盛岡市役所に採用された職員が6日、市の消防団に体験入団しました。訓練や地域行事への参加を通じて担い手不足の解消に一役買います。
入団したのはこの春採用された盛岡市職員の男女合わせて65人です。市の消防団員はピークの2006年に1300人近く人いましたが、今月1日現在で1005人と年々減少していて、定数に対する充足率は67%です。このため市は担い手不足の解消につなげようと、2015年から新採用職員の体験入団を募っています。式の中で内舘茂市長は「市民の安全や生活を守ってくれる消防団の活動や仕組みを肌で感じてほしい」と呼びかけました。
(盛岡市保健所生活衛生課 金﨑菜々子さん)
「盛岡市の安全に貢献できること、それを通して自分自身の成長にもつなげたい」
(盛岡市消防団 田沼徳一団長)
「団員の高齢化も進んでいるので、若い方たちに活動してもらえれば相乗効果でいい方向に進む」
入団した職員たちは来年9月末まで、それぞれ配属される地域で消防訓練や火災予防の広報に取り組みます。