山口県宇部市で恒例の宇部まつりが5日開かれ、多くの市民でにぎわいました。

宇部市の礎を築いた石炭に見立てた黒い風船720個が、大空へ放たれました。「宇部まつり」は、石炭で栄えた1930年代の「炭都祭」が起源です。72回目の今年は、ほぼコロナ前の規模で開かれました。

市役所前の国道を歩行者天国にして行われたパレードには、市内の企業や団体などから約2500人が参加し、市民総踊りも復活しました。宇部マルシェにはおよそ70店舗も出店、エヴァンゲリオンのコラボ商品も並べられました。

第72回宇部まつり実行委員会 柳田英治委員長
「制限がなく自由に皆さんに参加していただけるのは、本当にうれしいですね」

実行委員会によると、約11万5000人が訪れたということです。