プロ野球のオリックスが5日、山本由伸(25)の今オフ、ポスティングシステム(入札制度)を利用してメジャーへ挑戦することを承認した。
今季は23試合に先発登板し、16勝6敗、防御率1.21、169奪三振、勝率.727をマークし、史上初となる3年連続投手四冠(最多勝、最高勝率、最多奪三振、最優秀防御率)を達成したオリックスの山本。2022年11月には「野球界トップのリーグで、1番の舞台でやりたい気持ちはある」と話していた。オリックスもこれを承認した。昨季、オフに吉田正尚(30)もポスティングでレッドソックスに入団した。
山本は史上初となる3年連続投手四冠に加え、3年連続で沢村賞を受賞、NPBでは現役最高投手とも言われている。国際大会での経験があり、2019年のプレミア12ではこのシーズン経験のなかったセットアッパーで侍ジャパンの優勝に貢献した。2021年の東京五輪では予選のドミニカ共和国戦、準決勝の韓国戦に先発し金メダルを獲得。そして、2023年のWBC(ワールドベースボールクラシック)では大谷、ダルビッシュと共に先発投手の一角として活躍、侍ジャパンの世界一奪還に尽力した。
4日の日本シリーズ第6戦ではシリーズ新記録となる14奪三振で完投勝利を収め、自身5度目の日本シリーズ登板で初勝利をあげた。