■TOTOジャパンクラシック最終日(5日、茨城・太平洋クラブ 美野里コース 6598ヤード パー72)
日本で開催される唯一のアメリカ女子ツアーTOTOジャパンクラシックが5日、茨城県の太平洋クラブ 美野里コースで最終日を迎えた。3位でスタートした稲見萌寧(24、Rakuten)が4バーディ1ボギーのトータル22アンダー、約1年3か月ぶりの優勝を果たした。
トップと2打差の3位でスタートした稲見は2022年8月のニトリ・レディース以来の優勝へ、4番パー4、7番パー4でバーディを奪い、前半は2バーディノーボギーで21アンダーで後半を迎えた。
後半に入ると12番パー5のセカンドショット、完璧に捉えるとピンそば約2mにつけた。このイーグルパットはわずかに外れたが、バーディを奪った。稲見はパットの感覚が良く、16番パー3では約10mのバーディパットも登りからの下りという難しいラインを読み、わずかに外しただけだった。
17番のパー5ではセカンドショットでしっかりグリーンを捉え、イーグルは奪えなかったがバーディで22アンダーと単独トップで最終ホールを迎えた。
18番パー4のセカンドショット、右からの風で池越えとなった難しいショットでも果敢にピンを狙って、約2mにつけると稲見に笑顔が見られた。約1年3か月ぶりの優勝をかけたウイニングパットを決めると大きく手をあげて喜びを表し、久しぶりの歓声を浴びた。
優勝インタビューでは「今年は苦しい時期の方が多かったのでここで優勝出来て良かった」と涙ながらに胸中を告白、「後半は(優勝の)意識があったので、中盤は苦しかった」と久しぶりの優勝争いを振りかえった。そして、来季のアメリカツアー挑戦権については「新しい未来がひらいたのでじっくり考えたい」と最後は笑顔で話した。
【TOTOジャパンクラシック最終日】
優勝 稲見萌寧 -22
2位タイ 桑木志帆 -21
ペ ソンウ
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8位 畑岡奈紗 -18
27位 山下美夢有 -14
40位 渋野日向子 -12














