■フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第3戦 フランス大会(日本時間5日、アンジェ)
男子シングルのフリースケーティング(FS)が行われ、SP3位の鍵山優真(20・オリエンタルバイオ/中京大)がフリーで175.23点をマークし、合計273.14点の3位で表彰台に立った。
SP2位で地元・フランスのアダム・シャオ イム ファ(22)が、今季世界2位の合計306.78点で逆転優勝を果たし、SP首位のイリア・マリニン(18・アメリカ)は2位。SP8位の島田高志郎(22・木下グループ)は順位を落として10位、GP初参戦の片伊勢 武アミン(19・関西大)はSP10位から最下位の12位で今大会を終えた。
2季ぶりにGPシリーズに復帰した鍵山は、フリーで4回転を2本成功。冒頭の4回転サルコウを余裕を持って決めると、4回転トウループからの連続ジャンプも決め、ともにGOE(出来栄え点)で3点台がついた。途中アクセルジャンプが抜けて1回転に。また3回転ルッツは着氷でバランスを崩す。終盤は全身をフルに使ったステップで躍動し観客を沸かせ、スピン、ステップでは全てレベル4を獲得した。
島田は最初の4回転サルコウは着地で少しバランスを崩し、4回転トウループは抜けてしまい2回転に。さらに3アクセルも転倒と序盤からリズムをつかめず。後半はジャンプの着地が乱れる場面もあり、精彩を欠いた。
片伊勢は冒頭のトリプルアクセルー3回転トウループの連続ジャンプを決めるなど、前半は大きなミスなく滑るが、後半はジャンプで2度転倒するなど得点が伸びず、12人中最下位でGPデビュー戦を終えた。
鍵山は昨季、左足首のケガの影響で全ての国際大会を欠場したが、9月には約1年半ぶりに出場した国際大会の「ロンバルディア杯」で優勝。今季GPシリーズは、今大会と第6戦のNHK杯(24日~26日)にエントリーしている。
【男子シングル結果】
1位)アダム・シャオ イム ファ 306.78点(SP101.07、FS205.71)
2位)イリア・マリニン 304.68点(SP101.58、FS203.10)
3位)鍵山優真 273.14点(SP97.91、FS175.23)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10位)島田高志郎 217.18点(SP79.30、FS137.88)
12位)片伊勢 武アミン 212.75点(SP76.27、FS136.48)














