愛読した本を段ボール1箱に厳選し、次の読み手に託す「ひと箱古本市」が那覇市で開かれました。

今野成美リポーター
「秋と言えば読書の秋。ジュンク堂那覇店と美栄橋駅の前では4年ぶりに古本市が開催されています」

「沖映通り・えきまえ一箱(ひとはこ)古本市」は、一般の人たちが家の本棚に並んでいた思い出の本を持ち寄って販売するフリーマーケット。家族連れや友人同士など32組が出店しました。
出店者は、段ボールひと箱分を目安に、小説・漫画・絵本などそれぞれに愛読した本を持ち寄りました。

出展者
「(本を手放すのは)寂しいですね。相談しながら出す本を選んで決めました。(Q.何冊ぐらい売りたい?)全部売りたい」
購入した人
「(開催の)情報を聞いて行ってみようと思ってきました」
「これはずっと読んでみたかったので買えてよかったです」

2012年に始まった「ひと箱古本市」は、過去には合計販売冊数が3000冊を上回るほど盛況だった年もあったということで、4年ぶりの開催となったことしは1000冊以上を見込んでいます。
ジュンク堂那覇店 森本浩平さん
「本を通じて出展者とお客様とコミュニケーションが深く取れるようになれば、そこで人と人の交流が生まれれば」
開始とともに賑わいをみせた会場には多くの人の笑顔で溢れていました。