松山で60年以上親しまれてきたあの“老舗バー”の内装が、日本ウイスキーの聖地・大阪にあるサントリーの工場に移設されました。
大阪にあるサントリー山崎蒸溜所。
(近藤リポーター)
「工場内にある研修室です。こちらにお目見えしたのが、このバーカウンターです」
所狭しと並ぶグラスにウイスキーのボトル、そして一枚板のカウンターテーブル。その正体は…。かつて松山市二番町で営業していた「サントリーバー露口」です。
1958年にオープン。店主の露口貴雄さんと妻・朝子さんが二人三脚で切り盛りしてきました。
看板メニューのハイボールは一般的なものより濃いめに作られた独自のレシピで、多くのファンを魅了しました。
しかし、去年9月。2人が腰を痛めたのを機に、64年の歴史に幕を下ろし、今年5月、建物は解体。
さらに9月には、貴雄さんが86歳でこの世を去りました。そんな中、地域で育まれた洋酒文化を次の世代に残そうと、店の内装がサントリー山崎蒸溜所へ移設されることになりました。
(近藤リポーター)
「一枚板のこのカウンターテーブルも、そのまま移設されています」
表面のへこみは、ここに何度もグラスを置いてきた名残です。
報道向けに公開されたきのう。やってきのは…朝子さんです。半年ぶりの再会に感激した様子でした。
(露口朝子さん(81))
「孝雄さんも喜ぶと思う…。入った途端にうわ~と思って露口があると思って。こんな嬉しいことはないね貴雄さんもいつも入院中も(移設のことを)気にしていて、望みが叶ったと喜んでいると思います」
日本ウイスキーの聖地に蘇ったバーカウンター。
サントリーは洋酒文化の歴史を伝える施設として、活用法を検討しています。
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