日本銀行がきのう、金融政策の再修正を決めたことで、今後、住宅ローンの固定金利が引き上がる可能性があります。
都内にあるモデルルーム。先週末、一組の夫婦が見学に訪れていました。
見学に来た夫婦
「こういう感じでテレビが見られるといい。ここは景色もいいなと」
東京・中央区の月島に建設予定のタワーマンション。地上58階建てで、部屋の間取りは1LDKから3LDKまで。3LDKで1億4300万円台からの売り出しを検討していて、引き渡しは3年後の予定です。
こちらの夫婦は都内でマンションの購入を検討していますが、気になるのは「住宅ローンの金利」。
40代夫婦
「金利のことを最近色々調べて、変動金利でいけるんじゃないかなと」
住友不動産 営業部 小田利徳 主任
「固定(金利)に対する問い合わせや質問をもらうケースは増えてきているが、変動金利の低さに魅力を感じる客が多い」
その住宅ローン金利に大きく影響を及ぼすのが、日本銀行の金融政策です。
日銀はきのう、長期金利の上限が1%を超えることを容認すると決めました。長期金利が急激に上昇しているためで、これに伴って、すでに住宅ローンの「固定金利」も上昇。大手銀行は11月から適用する固定金利をそろって、引き上げました。
日本銀行 植田和男 総裁
「固定金利の住宅ローンについては、長期金利の上昇に伴って、ある程度上昇するということはあり得る」
来月以降も住宅ローンの「固定金利」が引き上げられる可能性があります。
こうした中、「住宅ローン」の見直しを検討する動きも。りそな銀行の相談窓口を訪れた40代の男性。去年、およそ2900万円を35年間の変動金利で借りましたが、固定型への借り換えを検討しています。
借り換えを検討している男性(40代)
「今、0.数%ってすごい安い金利で借りられてるんですけど、(金利が)すごく上がってしまった場合に今の自分の収入で家計が回せるかどうか」
今後、仮に日銀がマイナス金利の解除に踏み切り、短期金利が上昇する局面になれば、「変動金利」が一気に引き上がるのではと不安を感じているのです。
「金利のない世界」から「金利のある世界」へ。本格的な到来を見越した備えも今後、必要になるかもしれません。
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