霧島連山の新燃岳では火山性地震が増加していて、気象庁は、火山活動がさらに高まった場合、噴火警戒レベルを引き上げる可能性があるとしています。

新燃岳では火山性地震が増加していて、先月23日から1日午後3時までの10日間に236回発生しています。

これを受け、1日は、気象庁機動調査班が新燃岳の地表の温度変化や、噴気の上がり方に変化がないかなどを調査しました。
調査の結果、噴気の状況など特段の変化は見られなかったということです。

(鹿児島地方気象台 中橋正樹予報官)
「今後さらに火山活動が高まっていくと、火口周辺に影響を及ぼすような噴火が発生することも考えられますので、(今後の)情報については、確認し、注意していただければと考えている」

気象台では、火山活動がさらに高まった場合、噴火警戒レベルを2の「火口周辺規制」に引き上げる可能性もあるとしています。