宮城県の4病院再編構想にかかる県立精神医療センターの移転について、当事者である患者らが31日の県の審議会に出席し、「日常を壊されるのではないか」などと述べ移転反対を訴えました。

31日夜の県精神保健福祉審議会では、精神医療センターの患者などでつくる団体のメンバーが参考人として出席し、意見を述べました。

患者 青木もらんさん(仮名):
「この移転計画自体が、私たちにとっては大変なストレスになっている。それから日常を壊されるのではないかという恐怖心が移転計画でふつふつと湧き上がってくる。私は断固この移転計画に反対したい」

その後の協議では、県が構想する富谷市移転案の是非について改めて委員の間で採決が行われ、出席した委員16人のうち反対11、保留5、賛成0と反対が多数を占めました。

また県の構想に対する審議会としての意見については、今後、当事者の意見を聞きながら協議を続けていくことになりました。

県が構想する4病院再編は、太白区にある仙台赤十字病院と名取市にある県立がんセンターを統合して名取市に新病院を整備、さらに青葉区にある東北労災病院と名取市にある県立精神医療センターを併設して富谷市に移転させ新病院を整備するものです。さらに県は、名取市内に、新たに民間の精神科病院を誘致する方針を示しています。

村井知事は病院の適正配置のため再編は必要と説明していますが、審議会では、精神医療センターの移転や精神科病院の誘致について反対の意見を強めています。今のところ先行きは不透明な状況です。