11月9日から始まる秋の火災予防運動を前に30日、宮城県加美町で、幼稚園児らが伝統の「火伏せの虎舞」を披露するなどして、防火を呼びかけました。
まず、加美町と色麻町の地域おこし協力隊の2人にそれぞれ一日消防署長の委嘱状が交付されました。

このあと、中新田幼稚園の園児が、地域におよそ650年前から伝わる「火伏(ひぶ)せの虎舞」を披露し、防火を祈願しました。

この取り組みは、11月9日から始まる秋の火災予防運動を前に加美消防署が行ったものです。
虎舞を演じた園児:
「成功して最後まで頑張ることができた」

「ドキドキしたけど、みんなで力を合わせてできたのが嬉しかった。火事がなくなったらいい」

また、一日消防署長や園児らおよそ50人が町内をパレードしながら防火を呼びかけました。消防では、これからの季節、暖房器具などの使用が増え、火災が多く発生しやすくなることから火の取り扱いに注意するよう呼びかけています。