UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関は、パレスチナ自治区ガザの倉庫や配送センターに数千人の住民が侵入し、支援物資を奪ったと発表しました。

UNRWAによりますと、28日、ガザ中部や南部にある倉庫や配送センターに数千人の住民が侵入し、食料や衛生用品などの人道支援物資を奪いました。一部の倉庫では、エジプト国境のラファ検問所を通過して運び込まれた支援物資を保管していたということです。

ガザには今月21日から支援物資の搬入が始まっていますが、その量はイスラエルによる包囲が始まる前の数パーセントにとどまっているとされています。

UNRWAは「3週間にわたる戦争と厳しい包囲により、治安が崩壊し始めている。人々は怯え、いら立ち、絶望している」としています。