■アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権 (29日、オーストラリア・ロイヤルメルボルンGC、7055yd パー71)

アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権の最終日が29日に行われ、トータル1オーバーで3人が並び、プレーオフ2ホール目でJ.スタッブス(オーストラリア)が優勝を果たした。来年4月に行われる“世界最高峰の夢舞台”マスターズと全英オープンの出場権を手にした。日本勢最高順位は山下勝将(近大3年)のトータル9オーバー、11位だった。

優勝者は翌年のゴルフのメジャー大会であるマスターズと全英オープンの出場資格が得られるアジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権、最終日までに日本勢は6人残った。トータル6オーバーの12位タイでスタートした日本勢トップ、女子プロゴルファー・山下美夢有(22、加賀電子)の弟・山下勝将。前半は2バーディ3ボギーと1つスコアを落としてしまった。

後半に入ると10番パー5でバーディを奪ったが15番パー4で痛恨のダブルボギー、最終日は3バーディ4ボギー1ダブルボギーのトータル9オーバー、11位タイとなった。

3日目、強風の中、「65」を出して首位にたったチェン・ユンホー(22、中国)。最終日は2バーディ4ボギー1ダブルボギーとスコアを落とし、トータル1オーバーで丁 文一(18、中国)、J.スタッブス(オーストラリア)に並び、大会史上初3人でのプレーオフに入った。

プレーオフ1ホール目、スタッブスが約3mのスライスラインを完璧に読み切りバーディを奪うと、丁 文一も約3mのバーディパットを入れた。チェン・ユンホーはバーディが奪えなかった。

2ホール目、スタッブスのセカンドショットはグリーンの奥を捉えたが丁 のセカンドショットはバンカーへ入ってしまった。スタッブスは約15mのスライスラインをまたも完璧に読み切ってカップまで約20㎝まで寄せた。プレッシャーのかかった丁のパーパットはカップに蹴られた。スタッブスがプレーオフを制して、来年4月のマスターズと全英オープンの出場権を手にした。

2024年は14年ぶり2度目となる日本開催、太平洋クラブ御殿場コース(静岡・御殿場市)を使用する。

※写真は今年4月の山下勝将選手

【アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権 結果】

優勝 J.スタッブス(オーストラリア)+1(プレーオフ)
2位タイ 丁 文一(18、中国)+1
   チェン・ユンホー(22、中国)
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11位 山下勝将 +9
12位 大嶋港  +10
   松井琳空海 
28位 中野麟太朗 +14
41位 佐藤快斗 +18
59位 鈴木隆太 +24