来年のアメリカ大統領選へ向けた共和党の候補者レースで、ペンス前副大統領が撤退を表明しました。

アメリカ ペンス前副大統領
「今は私の時代でないということがはっきりしました。多くの祈りと熟慮の結果、私はきょうをもって大統領選から撤退することにしました」

ペンス前副大統領は28日、このように述べ、来年の大統領選挙に向けた共和党の候補者指名争いからの撤退を表明しました。

トランプ前大統領のもとで副大統領をつとめたペンス氏は6月に出馬を表明。トランプ氏が2020年の大統領選の結果を覆そうと圧力をかけてきたことを批判するなどトランプ氏と決別する姿勢を示して保守層への支持拡大を図りましたが、世論調査での支持率は1桁台にとどまっていました。

共和党内の候補者レースはトランプ氏が各種の世論調査で他の候補者に大差をつけ、独走状態となっています。