■プロ野球・SMBC日本シリーズ第2戦 オリックス8ー0阪神 (29日 京セラドーム大阪)
阪神が第1戦の8ー0の快勝から一転、日本シリーズで球団7度目の完封負けを喫し1勝1敗のタイとなった。阪神は今季京セラドームではペナントレースから10戦目で初黒星。先発・西勇輝が4回途中で4失点、救援陣も失策もあり失点を重ねた。打線は5回以降は無安打の4安打に終わり三塁も踏めず。38年ぶり2度目の日本一に向け31日から第3戦~5戦は甲子園で行われる。
先攻の阪神スタメンはシーズン同様に1番センター・近本、2番セカンド・中野、3番ライト・森下、4番ファースト・大山、5番サード・佐藤輝、6番レフト・ノイジー、7番DH・ミエセス、8番ショート・木浪、9番キャッチャー・坂本、第1戦とはDHが渡邉諒からミエセスに代ったのみ。
オリックス先発は宮城大弥(22)今季は3年連続2ケタの10勝4敗、パ・リーグ3位の防御率2.27。
打線は1回1死から中野がカーブをセンター前に運ぶヒットも森下は右飛、大山は遊ゴロに倒れた。
阪神先発の西勇輝(32)はオリックス在籍時を通じてプロ15年目で日本シリーズは初登板。今季は8勝5敗、防御率3.57。
西勇は1回1死から西野に四球、森を見逃し三振、セデーニョを三ゴロに打ち取る立ち上がり。
だが西勇は3回1死から廣岡に初ヒットをレフトに運ばれる。中川圭を一邪飛に打ち取り、西野の打席で自ら一塁へ牽制悪送球し2死二塁に。西野に右中間を破られるタイムリースリーベースを浴び、1点を先制される。
直後の4回の攻撃で先頭・中野が投内安打、森下がフルカウントから遊ゴロ併殺打。大山と佐藤輝の連打で一・二塁とするもノイジーは空振り三振で同点機を逃す。
西勇は4回2死から宗に四球、紅林にヒットで一・三塁から野口にセンターへ、廣岡にはレフへ、中川圭にもレフトへ3者連続でタイムリーを打ち返され0ー4となり降板。
西勇は3回2/3を68球、6安打、2四球、4失点(自責4)代ったビーズリーが西野を右飛に打ち取る。
6回の攻撃で1死から中野が四球も森下は遊直、大山は右飛と好機を作れず。ビーズリーは走者を出すも6回まで無失点に抑えた。
オリックスは7回から継投に入り2番手は宇田川。佐藤輝は空振り三振、ノイジーは中飛、ミエセスは空振り三振と3人で終わる。
投手陣は7回は3番手・岡留が登板し1死からセデーニョと頓宮に連打、宗を右飛、紅林に四球で2死満塁で島本にスイッチ。
島本は代打・ゴンザレスに左中間フェンス直撃の走者一掃3点タイムリーツーベースを弾き返され、0ー7と大きくリードを広げられた。
オリックスの8回は3番手・山﨑颯で木浪は一ゴロ、代打・糸原も一ゴロ、近本は二飛と三者凡退。
8回は加治屋が第1戦に続き連投。1死から大城の遊ゴロを途中出場・小幡が後逸、森にヒットを打たれ一・三塁から小田の一ゴロを大山も後逸し、0-8となった。
9回の攻撃も4番手・小北の前に中野は遊ゴロ、森下は一飛、大山からも快音は響かず試合終了。
59年ぶり2度目の関西勢同士の日本シリーズでの対戦、1964年は南海(現ソフトバンク)が4勝3敗で阪神を下し日本一になっている。
≪阪神の日本シリーズ完封負け≫
1964年 南海 第1戦 0ー2
第6戦 0ー4
第7戦 0ー3
2003年 ダイエー 第2戦 0ー10
2005年 ロッテ 第2戦 0ー10
2014年 ソフトバンク 第5戦 0ー1














