■バレーボール・Vリーグ女子 NECレッドロケッツ-デンソー・エアリービーズ(28日、川崎とどろきアリーナ)

女子・Vリーグのレギュラーラウンド第2週。両チームにとって今季開幕戦となったこの試合で、日本代表の古賀紗理那(27)、山田二千華(23)らを擁するNECが3-1(25-19、22-25、25-18、25-14)で勝利し、開幕戦を白星で飾った。

前回女王のプライドを胸に挑むNEC。ホームで迎えた開幕戦初得点はエース・古賀紗理那。力強いスパイクが決まると観客から大きな歓声があがる。対するデンソーも日本代表リベロ・福留慧美(25)が好レシーブを連発するも、ホームの後押しを受けたNECが25-19で第1セットを先取した。

しかし続く第2セット、今シーズンからデンソーのキャプテンを務める中元南(26)を中心とした反撃に遭い、序盤から連続失点。NECは1度もリードを奪うことができず、このセットを落としてしまう。

ホームで負けられないNEC、ここで古賀がエースの本気を見せつける。迫力あるバックアタックに体を張ったレシーブ、2本のブロックなど攻守に渡る活躍により、第3セットを奪い返した。

第3セットの勢いそのままに第4セットも終始NECが主導権を握った。山田のブロックなどで12連続得点した場面では会場のボルテージもMAXに。最後は古賀が決め、セットカウント3-1でNECが勝利。古賀はチーム2位の17得点、1位は今季から加入したアチャラポーン(タイ)の22得点。前年女王NECがリーグ連覇に向けて好スタートをきった。

試合後、古賀は「スパイカーとして、キツい場面でもポイントを取ることを意識している。(連覇については)チームで少しずつ成長しながら最後はNECが1番完成度高かったよねと言われるように頑張りたい」と語った。